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2016/12/19出版、
富田武『シベリア抑留 - スターリン独裁下、「収容所群島」の実像』 (中公新書)
を読んでいたら、あり得ない間違いが、p128にありました。

収容所で発行された「日本新聞」が読まれるようになった経緯についての説明で、

  「多くの初等教育の機会にさえ恵まれなかった農村出身兵士にとっては、
   識字教育の場であり、学びの機会でもあった。」


 しかし、1936(昭和11)年の陸軍統計では、徴兵検査を受けた者(「合格者」ではない)の内、
小学校中退・不就学者は、合わせて2.8%
です。

つまり、「97.2%が初等教育を完了」しています。(吉田裕『日本の軍隊』岩波新書p165)

吉田裕氏は、有名な「南京事件あった派」学者です。
研究の基本に、「虐殺を行った日本軍の源流を求める」という動機を持つ方です。

しかしその方ですら、日本軍の学力については、根拠があるので、
このように述べるしかないのです。

富田先生が間違うはずはないので、先生ご自身が事実を歪曲したか、
誰か別人が、手を加えたか、です。

しかし先生は、こんな明白な事実を、歪曲する気にはなれないでしょう。

では、誰か別人が、手を加えたのでしょうか。

シベリア抑留も国際関係がらみの問題です。多少なりとも、ソ連・ロシア
(あるいは友好・同盟国)に有利な記述に改変したい、という、国外勢力は、あるはず
です。

そういう勢力の意を受けた人物が、富田先生も知らない内に、
作成途中に手を加えた、という可能性はないのでしょうか。

その人物は、農民出身兵士は初等教育の機会に恵まれず、字も読めず、学びもしてこな
かった、
それが普通だ、と思っていて、

この程度の改変は、誰にも気づかれない、と思っていた可能性があるとしたら、
軽い気持ちで改変できたかもしれません。

つまり、ソ連誘導の善行だった、という方向への改変です。

ソ連の実情はどうだったのでしょうか。これについては、私は全く知りません。
しかし、中国共産党の解放軍兵士のイメージとして、宣伝されているものには、似てい
ます。

もし、去年12月に、出版事業の内側に入り込んで、外国勢力のために、
情報操作をしている者がいたとすれば、これは大変なことです。

調査をお願いします。

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