青弓社 御中 F (20170729送信)
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『歴史と責任 「慰安婦」問題と一九九〇年代』
という本を出しておられるので、メールさせていただきます。
日本人の研究者たちに、ニセ情報工作加担疑惑が出ています。
権威ある上層部のある人々は、明らかなニセ文書を、本物と断定しました。
そのニセ文書は、秦郁彦『南京事件』中公新書p131の、
元兵士の日記の「手書きの写真」です。
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/syasinnbanniiemataitinikki.html
(http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.sennkasyo.htmlからもリンク)
多すぎる疑問点を全部握りつぶしたその行為は、
彼らが収集した大量の文書全体の、信頼性を疑わせるに十分です。
南京事件については、情報として発信されてから、
東京裁判を経て、日中国交回復、論争活発化という経過がありました。
その流れについては、以下のページのリンク先で、概説しています。
「南京事件・情報経過レジュメ」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170223nannkinnjikennjouhoukaikarejume.html
活字印刷物となった資料集の、元の「現物」の真贋判定は、
全くなされていません。(偕行社『南京戦史資料集』)
またある人々は、「虚偽」や「真贋」を吟味する「方法・手続き」を隠蔽して、
人々の適正判断を妨害し、研究を阻害しました。
慰安婦問題の訴訟担当弁護士「渡辺春己弁護士」は、
『歴史の事実をどう認定しどう教えるか』 教育資料出版社1997・p190
で、「吉見義明氏」と慰安婦問題について鼎談している中で、
「虚偽」や「真贋」を吟味する「方法・手続き」を隠蔽したことが、明白です。
慰安婦問題専門家「吉見義明氏」は、資料の出所について、
明らかに疑問ある証言をしています。
「吉見氏」には、慰安婦問題にからむ、南京事件での医師日記発掘という、
中国系の疑惑文献関与の事実があります。(『現代歴史学と南京事件』柏書房2006)
(彼はその医師日記を、古本屋で見つけたと言うのです。
医師がそのような日記を、古本屋に売るかどうか、考えてみて下さい)
また、彼らの集団に所属する人々も、
資料「現物」の真贋判断の、根拠を明示する、という行為をしていません。
そして、一目でおかしいと思うはずのニセ文書に、たくさんの関係者が、
コロリと騙されていたことも、明らかになっています。
小林英夫『検閲された手紙が語る満洲国の実態』小学館2006年の、
裏表紙とその見返しの「現物写真」は、8年間土中にあった、
という説明内容とは、全く状況が合いません。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170423katoukiyohumi.html
これは、ニセ文書とするには恐ろしいほどの、2万点という量です。
また、去年出版の現代史の本に、あり得ない説明が挿入されていました。
2016/12/19出版、
富田武『シベリア抑留 -- スターリン独裁下--の実像』 (中公新書)p128です。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170226siberiayokuryuu.matigai.html
ニセ情報を元にした責任論など、もってのほかです。
中国は、恐怖と圧政の国です。
「お前はこう言え」と、強制・脅迫する社会では、適正な証言は、出ません。
中国での、延安整風運動 (犠牲者 数千人・p25)、
建国時の膨大な公開処刑 (犠牲者 70万人・p32)、、
大躍進政策時の膨大な餓死者の黙殺(犠牲者 4千3百万人・p51)、
文革時の膨大な犠牲者 (犠牲者 50万人・p72)
天安門事件での殺害 (犠牲者 約4百人・p182)、
(池上彰『そうだったのか!中国』集英社2010より)
ネットでは、日本で「公開処刑」が廃止されたのは、1879年と出てきます。
中国で公開処刑が廃止されたのは、2007年だそうです。120年違います。
人が目の前で殺されるのを見る制度のあった中国という国は、恐ろしい。
中国では「自由な発言を歓迎する」と言っては、
その発言者を弾圧してきました。(「引蛇出洞」)
私は、日本社会の基本が消される危険を、ヒシヒシと感じています。
日本国内深奥部での、この情報工作は何のためでしょうか。
近隣国の底知れない悪意に満ちた謀略は、非常に不気味です。