灘同窓会事務局 御中 (20170805 送信UP)

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有名難関私立・中高一貫校への、左派の食い込みも強烈らしい。
右派の運動も激しければ、対する左派の逆宣伝も激しい。

しかし、論点は従来のまま、というのが、私には不思議。



灘での歴史教科書採択について、右翼からの圧力があったという
和田孫博校長先生の記事を見て
http://lite-ra.com/2017/08/post-3360.html

世界や人間や社会を、どう考えるか。それが私のテーマです。
    私はホームページを作りました。
    これに「歴史の証明の手順」というページがあります。

    その内容は、警察の捜査に通じるものがあります。
     http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.siryouhihann.html

これは、東大西洋史・今井登志喜『歴史学研究法』1935年を土台にしています。

慰安婦問題では、訴訟担当弁護士に「渡辺春己」という方がおられました。

氏は、『歴史の事実をどう認定しどう教えるか』 教育資料出版社1997のP190等で、
今井『歴史学研究法』の「史実を調査する方法」の内、

    「虚偽の例」と「真贋の検討方法」を 隠しました。

「吉見義明」氏は、慰安婦問題専門家のトップです。
しかし資料の出所について、 明らかに疑問ある証言をしています。

南京事件での、慰安婦問題を証言する医師の日記を、古本屋で見つけたと言うのです

(『現代歴史学と南京事件』柏書房2006・p195)
社会的経済的に安定した医師が、
そのような日記を古本屋に持って行って、売るでしょうか?

また彼らのグループも、 資料「現物」が本物だと考えた「根拠」を、説明しません。
あった、あった、と言うばかりです。

偽作の例が、歴史学全体から消えて、かなりの時間がたっているようです。
「偽作の例」(註:古い自作ページです)
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/rekisitosyoumeirironnhenngisaku.html

歴史家が、偽作を疑わなかったら大変です。

一目でおかしいと思うはずのニセ文書に、たくさんの関係者が、
騙されていたことも、明らかになっています。

それらは「満洲憲兵隊」が検閲した手紙の「月報」だということになっていました。
中国側は、それらは土の中に8年埋められていた、と説明します。
しかし、土が沁み込んだ様子はありません。(『検閲された手紙が語る満洲国の実態』


本の裏表紙と見返しに写真があります。用紙の大きさ、活字印刷の文字等にも、
当時のこの種の文書としては疑問が出ます。しかしそういう疑問は、全く出していない
のです。

関係者に質問して回りましたが、反論なし。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170424kokazehidemasa.html
これは、ニセ文書とするには恐ろしいほどの、2万点という量です。

また、去年12月出版の現代史の本に、あり得ない説明が挿入されていました。

シベリアに抑留された日本の農民兵士は、 初等教育の機会に恵まれず、
字が読めなかった、という内容です。
(富田武『シベリア抑留 - スターリン独裁下~の実像』 中公新書2016・p128)

しかし日本兵は、ほぼ100%が小学校を卒業していたのです。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170226siberiayokuryuu.matigai.html

また、南京大虐殺の証拠として使われていた現物史料に、
ニセモノがありました。

それは、秦郁彦『南京事件』中公新書p131の、
元兵士の日記の「手書きの写真」でわかったのです。
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/syasinnbanniiemataitinikki.html
(http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.sennkasyo.html)

これは日本の古い文字で書かれています。

しかし1937年の南京大虐殺のころは、
日本人は、このような文字は使いませんでした。

幕末から昭和10年までの著名人の手書きの手紙180点を集めたシリーズがありました

これらと比較すると、秦著掲載の手書き文字は、ニセモノだと判断できるのです。

私は大学時代に江戸時代の農村文書を勉強しました。
しかし、どうして江戸期の文書から現代の文書になったのか、誰も説明してくれません
でした。
そこで自分で昭和10年『手紙講座8巻』平凡社を買って、見ていたのです。

「手書き文字」が奇妙だというのは、一目でわかります。
しかし日本の現代史のトップ研究者は、それを本物の証拠だと言いました。

そして、彼らはそれを現代文字の活字の本にして、人々に提供したのです。
多くの日本人が、騙されました。

南京事件が、情報として発生してから、東京裁判を経て、日中国交回復後に再燃する、
その経過は、以下のページからたどれます。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170223nannkinnjikennjouhoukaikarejume.html

ニセモノを根拠にした歴史は、歴史ではありません。
OBのみなさん、今出回っている歴史は、これから大きく変わるでしょう。

教えるなら、史実の検討方法を教えるべきです。

久武喜久代 61歳 神奈川在  suisyou2006@nifty.com
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/index.html

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