常石敬一 先生(20170814送信UP)

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昨日8月13日放送のNHKスペシャル「731部隊の真実」で、取材協力者として、
先生のお名前が挙がっているのを見ました。

先生のお名前の隣には、秦郁彦氏が出ていました。

秦氏が昨日のNHKに出ているのなら、先生もご存じないだろうと思うので、
このメールを差し上げております。

*****
現在、歴史認識問題で、ニセ情報工作が問題になっています。

慰安婦訴訟で慰安婦勝訴をもたらした日本人弁護士が、
史実考察法の「虚偽の例」を隠し、「真贋判定法」を、隠していました。

   「真贋判定法」や「虚偽の例」は、以下の私のページにあります。
   その内容は、警察の捜査に通じるものがあります。「史料批判」
   http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.siryouhihann.html

これは、東大西洋史・今井登志喜『歴史学研究法』東大出版1935年
を土台にしています。

慰安婦問題では、訴訟担当弁護士に「渡辺春己」という方がおられました。
氏は、『歴史の事実をどう認定しどう教えるか』 教育資料出版社1997のP190等で、

    今井登志喜『研究法』を紹介しながらも、
   「虚偽の例」と「真贋の検討方法」を、隠したのです。

「吉見義明」氏は、慰安婦問題専門家のトップです。

彼は、「南京事件」での、慰安婦問題を証言する医師の日記を、
古本屋で買ったと言います。(『現代歴史学と南京事件』柏書房2006・p195)

 しかし、身なりの良い医師が、ボロボロの日記を古本屋に売りに行く。
 これは想像しにくい光景です。

また、同じグループの人達も、 資料「現物」が本物だ、と考えた「根拠」を、
説明しません。あった、あった、と言うばかりです。

 彼らは、資料と言うものは、出てくれば、それはすべて本物だ、
 と言わんばかりです。 

しかし歴史学の経験では、そうではありませんでした。
その歴史上の偽作の例が、歴史学全体から消えて、
かなりの時間がたっているようです。

「偽作の例」(古い自作ページです)
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/rekisitosyoumeirironnhenngisaku.html

歴史家が、偽作を疑わなかったら大変です。

「満洲憲兵隊」が検閲した手紙の「月報」について、
中国側は、それらは土の中に8年埋められていた、と説明します。

しかし、土が沁み込んだ様子はありません。
(『検閲された手紙ーーー』2006小学館・裏表紙 )

これは、ニセ文書とするには恐ろしいほどの、2万点という量です。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170424kokazehidemasa.html

また、去年12月出版の『シベリア抑留』の本に、農村出身の兵は字が読めなかった、
という、あり得ない説明が挿入されていました。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170226siberiayokuryuu.matigai.html

また、南京大虐殺の証拠として使われていた現物史料に、
ニセモノがありました。

それは、秦郁彦『南京事件』中公新書p131の、
元兵士の日記の「手書きの写真」でわかったのです。「井家又一日記」
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/syasinnbanniiemataitinikki.html
(http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.sennkasyo.html)

この部分だけで、疑問点が大量に含まれています。
       それを完全に握りつぶした人々がいます。    
そして彼らは、これを活字の本にして世に出しました。

靖国神社敷地内にある元将校団体偕行社が出した『南京戦史資料集』は、
すべて疑ってかかるべきです。

秦郁彦氏は、この「井家又一日記」を、元兵士から直接、手渡された人物です。
また、富田メモの鑑定者でもある方です。

その方が、「井家又一日記」の奇妙さに、気付かないはずはなく、
秦氏も、疑惑の人物であるわけです。

南京事件が、情報として発生してから、東京裁判を経て、日中国交回復後に再燃する、
その経過は、以下のページからたどれます。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170223nannkinnjikennjouhoukaikarejume.html

南京事件あった派の方々は、米軍押収後にマイクロフィルムで返還された資料について、
それを全く注記しません。これは、作業の基本を無視したやり方です。

戦闘詳報などの公文書は、米軍押収後に、マイクロフィルムで返還されたものが数多くあるようです。
(歴史科学協議会編『歴史科学入門』三省堂1986年、p186藤原彰筆)

どれがマイクロフィルムなのか、私が見た限りでは特定しないようです。
しかし、史料が本物かどうかを確かめる、という、第一歩の作業手順からしたら、
旧敵国からの返還物の利用には、細心の注意が必要であることは、言うまでもないことです。
ここでも基本を無視しているのは問題です。

   (内容に疑問があるのに、実物で紙質などを確認できない、マイクロフィルムかもしれない、
    というのは、いかにも馬鹿にされているようです)
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/kennkyuusyatatigasupaideha.html

上記のように、疑惑は、陸軍元将校団体、学術研究者、法曹界、
メディア・オピニオンリーダー、防衛省戦史資料室、等となっており、

ニセ情報工作の発信元は、中国・アメリカ・ロシア、
そしてその意を受けた日本人研究者、在日外国人と、言えると思います。

物証に関する真贋判定については、科学者の判断にも、
何重にもチェックが必要と思っている者です。

NHKの番組は、まさしく731部隊が非人道的な人体実験を繰り返していた、
という編集になっていました。

しかし、あの証言テープが本物であると証明されたわけではありません。

また、被告たちが、偽証を強制・脅迫されない環境だったと、
証明できるものでもありません。

あの証言に、「待遇改善や罪の軽減との引き換えという取引」はなかった、
と証明されるわけでもありません。

満洲の気候は非常に厳しく、水の少なさも想像を絶し、農民の衛生状態も
極めて悪かったことは、終戦間際に満洲に渡った方の証言でもわかります。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170705mainitisinnbunn.731butai.html

私たちは今もなお、連合国の情報工作の渦中にいると思います。


そして中国は、恐怖と圧政の国です。

中国での、延安整風運動       (犠牲者 数千人・p25)、
    建国時の膨大な公開処刑     (犠牲者 70万人・p32)、、
   大躍進政策時の膨大な餓死者の黙殺(犠牲者 4千3百万人・p51)、
   文革時の膨大な犠牲者       (犠牲者 50万人・p72)
    天安門事件での殺害        (犠牲者 約4百人・p182)、
         (池上彰『そうだったのか!中国』集英社2010より)


ネットでは、日本で「公開処刑」が廃止されたのは、1879年と出てきます。
中国で公開処刑が廃止されたのは、2007年だそうです。120年違います。

人が目の前で殺されるのを見る制度のあった中国という国は、恐ろしい。

「お前はこう言え」と、強制・脅迫する社会では、適正な証言は、出ません。

人々を膨大なニセ情報工作に従事させることができるのは、
人権を無視する国だからです。

3000か所以上送信してきました。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170701sousinnzumi.risuto.html

全く反論もなく、反応と言えるほどの反応もない状況です。

久武喜久代 61歳 神奈川在 suisyou2006@nifty.com

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