高幣真公 様    (20170820送信UP)

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    <「731部隊」ソ連や中国での証言、証拠力なし>

検索でレイバーネット17日の書き込みを見つけました。

中国外務省が言及したようですが、
私は、NHKの「731部隊の真実」は、印象操作著しいと思いました。

満洲農村部は、給水事情も衛生事情も非常に悪く、極寒の地でした。

作家・宮尾登美子氏が、昭和20年3月に満洲に渡り、
農村部の様子を描いていますが、日本人の想像を絶します。

<宮尾登美子『朱夏』より満洲の水事情>
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170817miyaotomiko.syuka.mizu.html

生体実験・細菌戦の「否定」のために、
給水・衛生・極寒等の対策研究の証拠を探すべきです。


また、ソ連では「殺すのも簡単、ねつ造するのも簡単」です。

「大粛清」では、1937・8年に、68万人が死刑判決を受けました。
またシベリア抑留では、最低でも4万人(名前判明)という、
膨大な死者が出ました。

「被告たちには、ソ連による強制や脅迫はなかった」と言えるでしょうか。
「待遇改善や罪の軽減との引き換えという取引」はなかった、と言えるでしょうか。

人は、強制や脅迫があれば、それに屈服して、嘘をつく可能性があります。
また、自分や自分の集団の利害のために、嘘をつく可能性があります。

これは中国共産党でも同じです。 中国は、恐怖と圧政の国です。

中国での、延安整風運動       (犠牲者 数千人・p25)、
    建国時の膨大な公開処刑     (同 70万人・p32)、、
   大躍進政策時の膨大な餓死者の黙殺(同 4千3百万人・p51)、
   文革時の膨大な犠牲者       (同 50万人・p72)
    天安門事件での殺害        (同 約4百人・p182)、
         (池上彰『そうだったのか!中国』集英社2010より)

日本で「公開処刑」が廃止されたのは、1879年です。
中国での廃止は2007年です。120年違います。

人が目の前で殺されるのを見る制度のあった中国という国は、恐ろしい。

私は、ソ連や中国での証言には、証拠力はないと思います。

私は、番組の取材協力者である常石敬一氏には、
様々な「ニセ情報工作」を紹介しています。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/170814tuneisikeiiti.html
(たくさん例を挙げているので見て下さい)

上層部の情報工作で困難に直面させられる庶民の立場に立って考えれば、
振り回されるばかりではいけない、と、思うのです。


久武喜久代 61歳 神奈川在 suisyou2006@nifty.com

*満洲を見学してこられた皆様、案内された場所以外の農村部の状況が、
現在どうなっているのか、おわかりになりましたでしょうか。

兵隊が変な水を飲んだら、戦うことができないので、
軍としては、731部隊の本当の任務、給水・防疫に、
必死だったと思います。

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