16日送信文、似たような文です。  送信済みリストに戻る


中央公論 御中     (20180216送信UP)


『昭和天皇独白録』と、近現代史研究者の伊藤隆氏・秦郁彦氏について、重大な疑問があります。

伊藤隆氏については、『中央公論』連載文が『歴史と私』中央公論新書となっております。
その中で伊藤氏は、『昭和天皇独白録』に関しても、述べておられます。
それで、連絡しておきたいと思います。


昨年末、アメリカのオークションで競り落とされた
『独白録』原本の価値に関わる重大な問題です。(アマゾンのレビューにも書いてあります)

幕末から昭和まで、「昭和10年『手紙講座』平凡社」掲載の、
170点余の著名日本人の手書き手紙画像を、ネットに掲載している者です。

文庫・昭和天皇独白録の他の方のレビューを見て、
高須クリニック院長が、独白録の原本をお買い求めになったことを、私も思い出しました。

それで、ネットにあった、オークション主催者が提供した原本画像を見てみましたところ、
英語が堪能な方にしては「草書がこなれすぎている」と感じました。

それは、この時代の日本の1900年生まれの人では、こなれた草書を書きこなせる人は、
書家か国文系の特殊な人くらい、しかいなかったはず、
という、私の認識を、大きく裏切るものでした。

『昭和天皇独白録・寺崎英成御用掛日記』文春1991年には、
寺崎氏の手書き日記と、昭和天皇独白録の手書き写真版が掲載されています。

天皇独白録の手書き写真ははっきりしませんが、寺崎日記の手書き写真と、
オークション主催者が提供した独白録原本画像は、全く別人のものに見えます。

日記手書きの方は、英語が堪能な方のイメージに合いますが、
高須院長が入手された原本画像は、相当な草書の書き手です。くずし方にも癖があるように思う。
詳細に調べる手だてがないとはいえ、これは全く別人のものだと、私は思います。

両方の原物同士を見比べて、アメリカ人なら、同一人物の手書きだと思うのでしょうか?
書体を変えているから、と説明されると、納得するのでしょうか。その辺も首を傾げました。

『独白録』文春文庫の方を見れば、解読者が、
「右派」トップクラスの近現代資料解読者・伊藤隆氏らしいとわかります。
膨大な資料集を出しておられる方です。
しかし、素人目にもおかしいのではないでしょうか?

下記ページにも、私の仮説を含む、現状理解の一端を書いてあります。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/180112uha.bunngeisyunnjuu.sekai.html


久武喜久代 62歳  神奈川在  suisyou2006@nifty.com








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