私見    (20180402)

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現在、世界的に、中国の体制が壊れはしないかと、
微妙な不安が広がっているような気が、私にはするのだ。

私が送信したメールに誰も反論できないという現状を鑑みると、
以下のような仮説が成り立つ。
もし中国に対して、以下のような事実が喧伝されたらどうだろう。


中国共産党上層部は、1949年の建国時に、
70万人の中国人民を公開処刑して、国民を恐怖のどん底に陥れた。

1958年頃の大躍進政策はでたらめな政策だった。
しかし恐怖のために、これに抵抗する気力を無くしていた中国国民は、
言われるままにその政策に従った。

中堅幹部は、餓死者が出ていることを知ってはいても、
自分の上層部への報告が、政策に対する抗議とみなされることを恐れた。

そのために、上層部が正確な実情を把握するのが遅れ、
結果的に、国民の窮状を無視して、ソ連に対する借款返済が優先されたりした。

こうしてすれすれの生活だった人々が、4300万人も餓死した。
食べる人が減ったために、食糧難は徐々に改善した。

1966年~1976年の文化大革命での犠牲者50万人。
1989年の天安門事件では、人民解放軍が一般市民を1千人(諸説あり)
殺害したと言われる。

これは中国共産党の行ないであって、
戦前日本は、中国国民に対して、これほど酷いことは、したことがない。

そもそも明治以降の日本人は、権力が公開で人を処刑するのを、
見たことがないのだ。


中国が喧伝する、戦前日本の残虐行為とされている事実の根拠は、
多くが贋作であることが、今の日本では証明されている。

それは、日本のトップ研究者
 (左派は藤原彰、右派は伊藤隆、慰安婦問題の吉見義明を含む)、
元官僚で言論人の秦郁彦、弁護士の渡辺春己等、

現代史関連で日本の言論の中心となってきた人々は、

ニセ情報拡散の工作員として、中国(もしくは旧連合国群)によって、
長い年月をかけて周到に育成され、

活動の場を与えられて、社会をリードしてきた。

しかしそれは、中国や連合国側の不都合な点を完全に隠し、
日本の悪をねつ造するものだった。
そしてそれは、中国共産党の党是の中核だったものである。


しかし中国の真実とは、膨大な中国国民を公開で惨殺し、餓死させ、
民衆同士の殺戮を容認し、自国軍で非武装国民を殺戮する政府が、
権力を握っている、ということである。

現在も情報統制・言論弾圧の国であり、強制収容所を備える国である。
法律よりも、上層部の判断の方が優先される国だから、
法律や制度を調べても、自分の身に何が起きるか、判断できない。

その国が、日本を標的にして、
ニセ情報を全世界に拡散することによって、陰謀を企んでいたわけだ。

その目的は何か。そして、その最終目的に達するための手段は、
この国のこれまでの手段から推測すると、どのようなものなのか。
想像するだに恐ろしい。


この中国のニセ情報工作を世界に知らしめても、中国国内には拡散しない。

だから、中国が、日本が我が国を侮辱した、と真逆の言いがかりを付けて、
軍事侵攻を開始しても、止めることは難しいだろう。

尖閣の漁船衝突事件を思い出す。
日本では「中国漁船が海上警備隊にぶつけてきた」と言われ、
その実写映像まで流出したが、映像を流出させた人物は処罰された。
 (なんておかしいんだ!
  しかし、この人物の身を挺しての心情は、賞賛に値する)

中国では、「日本の海上警備隊が漁船にぶつかってきた」と報道され、
中国人船長は、中国国内帰還時は、英雄扱いだった。(確か)

中国では、日本とは真逆の情報が宣伝されるのだ。
何が起きるかは、中国上層部の考えること次第。

しかし、「日本残虐、人権無視国」を強烈宣伝するわけにはいかなくなると、
次はどう舵を切るのか。

私だって、中国大混乱は望まない。しかし、日本としては、
これまでのような歴史を書くわけにはいかない。それは確実。

そうなった時には、中国は、どうやって日本を非難するのだろう。


私は、この戦中・戦後の流れが正しい理解であるならば、国際問題としての教訓を導き出すべく、
公開し、研究し、その成果が発表される必要があると思う。
だから、国際関係に影響を及ぼすからと言って、いつまでも隠しておくのは、よろしくないと思う。

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