東京財団政治外交検証研究会MF  (20180425送信UP)

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突然失礼致します。
貴東京財団政治外交検証研究会が『戦後日本の歴史認識』編集者として
名前を出しておられますので、メールを送らせていただきます。

私は、以下の内容をホームページにUPしている者です。

(1) 「証拠が本物かどうかを検討する方法」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.siryouhihann.html
(2)「明治維新から昭和10年までの、
170人以上の有名な日本人の手書きの手紙画像」
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/1894nennikouniumaretahitonomoji.html


現在、日本では、たくさんの中国のニセ情報工作が見つかっています。
その実例を以下に5件。

(1)南京事件証言日記の贋作例。
 秦郁彦『南京事件』中公新書2007p131、現物写真版「井家又一日記」
  冒頭文中の「志満っ多(しまった)」はありえません。
  漢字の意味は「志(こころざし)満つること多し」です。  
  虐殺証言なのに、文字が「めでたい」と微笑みかけているようです。

江戸時代から現代まで、日本人が書く文字や文章は、急激に変化しました。
その変化には特徴があります。それで「日本人が書いたかどうか」が、わかるのです。
これは贋作です。

 (2)実証手続き隠蔽。
吉見義明氏と渡辺春己弁護士は、贋作の見分け方を書いた本を話題にしながら、
その本の内容を隠蔽しました。(私全文サイトUP今井登志喜『歴史学研究法』)

『歴史の事実をどう認定しどう教えるか』 教育資料出版社1997p190

(3)満洲検閲月報の贋作例。
満洲検閲月報が「土の中から発見された」として出版された本
(『検閲された手紙が語る満洲国の実態』小学館2006)の裏表紙にある現物写真には、
土の成分が沁み込んだ形跡がありません。

(4)農村出身の日本兵は文盲だったというデタラメ記述。

富田武『シベリア抑留 - スターリン独裁下、「収容所群島」の実像』 (中公新書)p128。
        (『戦後日本の歴史認識』p251に、推奨文献として挙げられています)

「多くの初等教育の機会にさえ恵まれなかった農村出身兵士にとっては、
識字教育の場であり、学びの機会でもあった。」

しかし、1936(昭和11)年の陸軍統計では、徴兵検査を受けた者(「合格者」ではない)の内、
小学校中退・不就学者は、合わせて2.8%です。
つまり、「97.2%が初等教育を完了」しています。(吉田裕『日本の軍隊』岩波新書p165)

それに中学教科書には、「第一次世界大戦後の日本人の就学率は99%」と書いてあります。
(教育出版・p256,1996、息子の教科書)
史実改ざん記事を書いた人物は、日本の中学校を出ていないようです。

(5)去年、高須クリニック院長がオークションで3000万円で競り落とした
   『昭和天皇独白録』の原本は贋作です。

『昭和天皇独白録・寺崎英成御用掛日記』文藝春秋1991年には寺崎氏の手書き日記の写真版
があります。それと、オークション主催者提供の『昭和天皇独白録』手書き写真と比べると、
素人が見ても別人だと思うでしょう。

これらニセ情報工作には、わかっているだけでも、トップ研究者5人、
左派は「藤原彰」、右派は「伊藤隆」、慰安婦問題の「吉見義明」、
元官僚で言論人の「秦郁彦」、弁護士の「渡辺春己」、が関わっています。

岩波書店にも、以下のように送信しました。反論なしです。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/180417iwanamisyotenn.html

国際政治問題として考えるなら、上記ニセ情報工作は、目をそらすことのできない問題です。
皆様方で共有していただきたいと思います。

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