武田知己 先生  (180426送信UP)

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『戦後日本の歴史認識』「吉田茂の時代」を読んで、
胸に突き刺さるものを感じました。

<そうだ、吉田茂は極東軍事裁判を受け入れる所から出発したんだ。>
それと同時に、ムクムクと疑惑が浮かんできてしまいました。

あの時代は、皆がその日の食べ物を手に入れるのに必死だった。
よくまあ、こんなことを!

私は、以下の内容をホームページにUPしている者です。

(1) 「証拠が本物かどうかを検討する方法」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.siryouhihann.html
(2)「明治維新から昭和10年までの、
170人以上の有名な日本人の手書きの手紙画像」
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/1894nennikouniumaretahitonomoji.html


現在、日本では、たくさんの中国のニセ情報工作が見つかっています。
その実例を以下に5件。

(1)南京事件証言日記の贋作例。
 秦郁彦『南京事件』中公新書2007p131、現物写真版「井家又一日記」
  冒頭文中の「志満っ多(しまった)」はありえません。
  漢字の意味は「志(こころざし)満つること多し」です。  
  虐殺証言なのに、文字が「めでたい」と微笑みかけているようです。

江戸時代から現代まで、日本人が書く文字や文章は、急激に変化しました。
その変化には特徴があります。それで「日本人が書いたかどうか」が、わかるのです。
これは贋作です。

 (2)実証手続き隠蔽。
吉見義明氏と渡辺春己弁護士は、贋作の見分け方を書いた本を話題にしながら、
その本の内容を隠蔽しました。(私全文サイトUP今井登志喜『歴史学研究法』)

『歴史の事実をどう認定しどう教えるか』 教育資料出版社1997p190

(3)満洲検閲月報の贋作例。
満洲検閲月報が「土の中から発見された」として出版された本
(『検閲された手紙が語る満洲国の実態』小学館2006)
 の裏表紙にある現物写真には、
土の成分が沁み込んだ形跡がありません。

(4)農村出身の日本兵は文盲だったというデタラメ記述。

富田武『シベリア抑留 - スターリン独裁下「収容所群島」の実像』
(中公新書)p128。
   (『戦後日本の歴史認識』p251に、推奨文献として挙げられています)

「多くの初等教育の機会にさえ恵まれなかった農村出身兵士にとっては、
識字教育の場であり、学びの機会でもあった。」

しかし、1936(昭和11)年の陸軍統計では、
徴兵検査を受けた者(「合格者」ではない)の内、
小学校中退・不就学者は、合わせて2.8%です。
つまり、「97.2%が初等教育を完了」しています。
(吉田裕『日本の軍隊』岩波新書p165)

それに中学教科書には、
「第一次世界大戦後の日本人の就学率は99%」と書いてあります。
(教育出版・p256,1996、息子の教科書)
史実改ざん記事を書いた人物は、日本の中学校を出ていないようです。

(5)去年、高須クリニック院長がオークションで3000万円で競り落とした
   『昭和天皇独白録』の原本は贋作です。

『昭和天皇独白録・寺崎英成御用掛日記』文藝春秋1991年には、
寺崎氏の手書き日記の写真版があります。
それと、オークション主催者提供の『昭和天皇独白録』手書き写真と比べると、
素人が見ても別人だと思うでしょう。

これらニセ情報工作には、わかっているだけでも、トップ研究者5人、
左派は「藤原彰」、右派は「伊藤隆」、慰安婦問題の「吉見義明」、
元官僚で言論人の「秦郁彦」、弁護士の「渡辺春己」、が関わっています。

岩波書店にも、以下のように送信しました。反論なしです。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/180417iwanamisyotenn.html

私は1月12日送信の文藝春秋等送信のメールの中で
「全体像の仮説」を書きました。

  敗戦時は、戦勝国が何でもやりたい放題でした。
   罪をでっちあげ、戦犯として処刑するなんてことは、簡単だった。

  ねつ造した罪の軽減、待遇改善、解放、これらとの交換条件として、
  暴力を背景に、権威者・情報発信力を持つ人物を狙って、
  ニセ情報工作の工作員に仕立てれば、
   それは相当な威力を発揮するでしょう。

  私はこれは、連合国国家群の、
  かつては世界大戦用プロジェクトだったものを基盤にした、
 「 中国共産党の国家プロジェクト」だと思います。

  第二次世界大戦中、元々は中国発だった対日ニセ情報工作に、
  連合国国家群が便乗した。

  そして45年前からは、これら戦時中プロジェクトを基盤にした、
 「中国による、日本を標的とした、世界的な国家プロジェクト」
  になったのだろうという仮説です。

<吉田茂も、連合国による、
何らかの圧力と要請の元に活動していた人物ではなかろうか。>

このメール冒頭の、胸に突き刺さるものとはこれです。

国際政治問題として考えるなら、
上記ニセ情報工作は、目をそらすことのできない問題です。

皆様方で共有していただきたいと思います。

久武喜久代  62歳  神奈川在  suisyou2006@nifty.com



この先生の話を読むまで、重大な事実を見落としていた。
誠にうっかりしていたとしか思えないようなことである。

それは、吉田茂率いる日本が、極東軍事裁判を受け入れて占領から解放された、ということだ。

南京大虐殺というのは、日本では極東軍事裁判で初めて公にされたこと。

南京大虐殺なんて、戦前をよく知る吉田茂が、あったなどと考えるはずもなく、
それでも妥協し受け入れて、日本は再出発を図ったということだ・・・・・・。



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