山田朗 先生 (20180426送信UP)

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『日本の戦争・歴史認識と戦争責任』新日本出版社2017について


私は、以下の内容をホームページにUPしている者です。

(1) 「証拠が本物かどうかを検討する方法」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.siryouhihann.html
 (慰安婦問題専門家によって、歴史学から消されていた「贋作の見分け方」)
   
(2)「幕末から昭和10年までの、170人以上の著名日本人の手書き手紙画像」
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/1894nennikouniumaretahitonomoji.html
 (江戸期から昭和10年までの、筆記文字の変遷。未研究分野の端緒)


現在、日本では、たくさんの中国のニセ情報工作が見つかっています。
その実例を以下に5件。

(1)南京事件証言日記の贋作例。
 秦郁彦『南京事件』中公新書2007p131、現物写真版「井家又一日記」
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/syasinnbanniiemataitinikki.html

  冒頭文中の変体仮名「志満っ多(しまった)」はありえません。
  漢字の意味は「志(こころざし)満つること多し」です。  
  虐殺証言なのに、文字が「めでたい」と微笑みかけているようです。

  江戸時代から現代まで、日本人が書く文字や文章は、急激に変化しました。
 その変化には特徴があります。
 それで「日本人が書いたかどうか」が、わかるのです。これは贋作です。 

  「井家又一日記」は偕行社編『南京戦史資料集』所収です。

  その疑問点は非常に多い。これほどの問題文献が握りつぶされたのなら、
  同『資料集』所収の文献はすべて、原本の真贋を、判定し直す必要があります。

  ご著書で引用されている中島今朝吾日記も、元は『南京戦史資料集』所収です。
  これは、秦著『南京事件』p191に、12月13日の手書き写真版があります。

  しかしこれもとても変です。カタカナの連綿のつもりらしい。
  カタカナの連綿なんて、普通はやりません。

(2)実証手続き隠蔽。
 吉見義明氏と渡辺春己弁護士は、贋作の見分け方を書いた本
 (私全文サイトUP今井登志喜『歴史学研究法』)を話題にしながら、
 その本の内容を隠蔽しました。

『歴史の事実をどう認定しどう教えるか』 教育資料出版社1997p190

(3)満洲検閲月報の贋作例。
  満洲検閲月報が「埋められて8年後に土の中から発見された」
  として出版された本 (『検閲された手紙が語る満洲国の実態』小学館2006)
  の裏表紙にある現物写真には、土の成分が沁み込んだ形跡がありません。

(4)農村出身の日本兵は文盲だったというデタラメ記述。

富田武『シベリア抑留 - スターリン独裁下「収容所群島」の実像』(中公新書)p128。
      
 「多くの初等教育の機会にさえ恵まれなかった農村出身兵士にとっては、
  識字教育の場であり、学びの機会でもあった。」

 しかし、1936(昭和11)年の陸軍統計では、
 徴兵検査を受けた者(「合格者」ではない)の内、
 小学校中退・不就学者は、合わせて2.8%です。
 つまり、「97.2%が初等教育を完了」しています。
      (吉田裕『日本の軍隊』岩波新書p165)

 それに中学教科書には、「第一次世界大戦後の日本人の就学率は99%」
 と書いてあります。(教育出版・p256,1996、息子の教科書)

  史実改ざん記事を書いた人物は、日本の中学校を出ていないようです。

(5)去年、高須クリニック院長がオークションで3000万円で競り落とした
   『昭和天皇独白録』の原本は贋作です。

『昭和天皇独白録・寺崎英成御用掛日記』文藝春秋1991年には
 寺崎氏の手書き日記の写真版があります。
 それと、オークション主催者提供の『昭和天皇独白録』手書き写真と比べると、
  素人が見ても別人だと思うでしょう。
 鑑定者は右派の重鎮で膨大な資料集作成者、伊藤隆です。

これらニセ情報工作には、わかっているだけでも、トップ研究者5人、

左派は「藤原彰」、右派は「伊藤隆」、慰安婦問題の「吉見義明」、
元官僚で言論人の「秦郁彦」、弁護士の「渡辺春己」、が関わっています。

岩波書店にも、以下のように送信しました。反論なしです。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/180417iwanamisyotenn.html


私は1月12日送信の文藝春秋等送信のメールの中で
「全体像の仮説」を書きました。

  敗戦時は、戦勝国が何でもやりたい放題でした。
   罪をでっちあげ、戦犯として処刑するなんてことは、簡単だった。

  ねつ造した罪の軽減、待遇改善、解放、これらとの交換条件として、
  暴力を背景に、権威者・情報発信力を持つ人物を狙って、
  ニセ情報工作の工作員に仕立てれば、
   それは相当な威力を発揮するでしょう。

  私はこれは、連合国国家群の、
  かつては世界大戦用プロジェクトだったものを基盤にした、
 「 中国共産党の国家プロジェクト」だと思います。

  第二次世界大戦中、元々は中国発だった対日ニセ情報工作に、
  連合国国家群が便乗した。

  そして45年前からは、これら戦時中プロジェクトを基盤にした、
 「中国による、日本を標的とした、世界的な国家プロジェクト」
  になったのだろうという仮説です。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/180112uha.bunngeisyunnjuu.sekai.html

贋作と虚偽を根拠にした歴史は、歴史ではありません。

久武喜久代 62歳  神奈川在  suisyou2006@nifty.com

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