疑問符だらけ2   (180506UP)

                送信済みリストに戻る


ガリレオとアルキメデス

 <<ガリレオが偉かったのは、本に書かれた権威者の言葉を鵜呑みにせずに、>>
  <<目の前の自然現象を、自分の目でしっかりと確認しようとしたことである。>>

  <<その結果、アルキメデス以来、2千年も信じられ続けていた説明を、>>
  <<ガリレオは覆すことができたのだ。(ガリレオと落体の法則、等)>>

私はこれを何で知ったのか。小学生向けの本なのか、道徳の読本なのか、
それとも、当時の小学生向けノートに載っていた偉人の話なのか。

それほど探求心を持っていなくても、小さなコラムくらいの記事で、
これくらいは誰でも知ることのできる、時代だったと思う。

2千年の間、人は間違ったことを信じ続けていた!それがガリレオで覆った。
これは私には、非常に心に残る話だった。

2千年、間違っていても、人は生き続けるものだ、というのも不思議だったし、
それを覆す真実発見が、本よりも現実を観察する、ということで達成された、
ということも、心に残った。

だから私は、本に書かれた権威者の言葉よりも、目の前の現象を観察し、
確認することが大事だと思っていた。

 (しかし、戦前はどうだったのか、となると、どれくらいの人がこの知識を
 手にすることができたんだろう、と怪しむ。)

ともあれ、私はそうだったので、現代は他の人も、
みんな私と同じだと思っていた。

ところが、実際に私が生きた経験では、権威者の言葉を信じないと、
権威者からも周囲からも、排除される傾向が強い。

ガリレオが世間から排除された社会の不思議、というのに、私も直面し、
それを考える必要に迫られる状況に置かれることになった。


社会というのは、日本で言えば、列島に1億人が、ほぼ平面上に乗って活動している、
と考えても良い、

そこに、相互承認の上下関係がある、というのは、人間が頭の中で思っている事であって、
物質的には、ほぼ水平なのである。

そこで、今回のように、重要ポイントを占める学会・メディア・教育・政治組織のトップを、
海外勢によって乗っ取られたら、

1億の日本人は、下の者は、上について走るのが道徳的に善である、ということで、
その乗っ取ったトップに、ついて走るのだろうか。

その有りさまは、余りにも思考力が無さすぎるように見える。乗っ取りが可能な国だなんて。


inserted by FC2 system