リテラ MF            (20180520送信)
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2018.05.17
「日テレ南京検証番組がネトウヨに徹底反論」について


私は、以下の内容をホームページにUPしている者です。

(1)「証拠が本物かどうかを検討する方法」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.siryouhihann.html
(慰安婦問題専門家によって、歴史学から消されていた「贋作の見分け方」)

(2)「幕末から昭和10年までの、170人以上の著名日本人の手書き手紙画像」
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/1894nennikouniumaretahitonomoji.html
(江戸期から昭和10年までの、筆記文字の変遷。未研究分野の端緒)



貴紙6ページで紹介している秦郁彦氏は「ニセ情報工作員」です。
ニセ文書を手に入れて、世に公開している人です。

依拠する文献は、貴紙と同じです。

秦郁彦『南京事件』中公新書2007p131、現物写真版「井家又一日記」
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/syasinnbanniiemataitinikki.html

冒頭文中の変体仮名「志満っ多(しまった)」はありえません。

漢字の意味は「志(こころざし)満つること多し」です。
虐殺証言なのに、文字が「めでたい」と微笑みかけているようです。

江戸時代から現代まで、日本人が書く文字や文章は、急激に変化しました。
その変化には特徴があります。
それで「日本人が書いたかどうか」が、わかるのです。
これは贋作です。論文有り。

「井家又一日記」は偕行社編『南京戦史資料集』所収です。

この日記の疑問点は非常に多い。これほどの問題文献が「握りつぶされた」のなら、
同『資料集』の文献はすべて、原本の真贋を、判定し直す必要があります。

秦郁彦氏は、この日記を、元兵士から直接手渡されたと言います。(上掲書p281)
氏については、ここが非常におかしい点です。

古文書解読技能を持っている者、当時の筆記文字状況を知る者なら、
一目でおかしいと思うような現物を手にして、
おかしいとも言わず、堂々と本物として写真版で公開しているのですから。

また偕行社編『南京戦史資料集』の「元兵士日記」は、1983年に偕行社の
月刊誌の呼びかけで集まってきたものです。

参:「南京事件、情報発生からその後、経過の要点」
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/hata.nannkinnjikenn.tyuukousinnsyo.9.html

そして、提供者に対する右翼からの攻撃を避けて、身の安全を確保するため、
と称して、これらは「仮名」で公開され、本当は誰が書いたのかわかりません。

要するに、ニセモノと知りながら握りつぶした「元将校・専門家」が偕行社にいて、
その人たちが、誰が書いたかわからない怪しい文書を「資料集」として出した、
ということなのです。


なぜそのようなことが起きたのか。以下は私の仮説です。

第二次世界大戦中、元々は中国発だった対日ニセ情報工作に、連合国国家群が便乗した


日本軍の残虐行為がねつ造され、連合国で喧伝され、それを利用して、
アメリカの対日残虐行為(つまり日本全土の一般人への無差別爆撃、原爆投下)が
正当化された。

敗戦時は、戦勝国が何でもやりたい放題だった。
罪をでっちあげ、戦犯として処刑するなんてことは、簡単だった。

ねつ造した罪の軽減、待遇改善、解放、これらとの交換条件として、
暴力を背景に、権威者・情報発信力を持つ人物を狙って、
ニセ情報工作の工作員に仕立てれば、
それは相当な威力を発揮するでしょう。

偕行社所属の専門家・藤原彰は、そのようにして、脅迫によって
連合国のニセ歴史広報担当者とされ、

その他多くの軍関係者や政治家が、ニセ歴史容認・宣伝担当者となった。
南京事件元兵士として映像に出てくる元兵士たちも、そういう人たちかも知れません。

その後もニセ情報工作員養成は続いた。秦郁彦、伊藤隆、吉見義明、渡辺春己。
日本にはスパイが何万といる、という話を聞いたことがありますが、
その通りでしょう。

こうした戦時中プロジェクトの基盤の上に、日中国交回復後から、
「中国による、日本を標的とした、世界的な国家プロジェクト」が始まった。


南京事件について言うならば、中国で証言をする人々について、
「中国という国が、真実を証言できる国かどうか」、
を考える必要があります。

人は、利害がからんだり、公然あるいは暗黙の強制に屈服すると、
嘘をつく可能性があります。(参:今井著・虚偽の例1・4)

証言者たちの背後に、長く続く中国の政治環境があることを、
忘れてはなりません。

中国は簡単に人を殺し、罪をねつ造する、人権無視の国です。

池上彰『そうだったのか!中国』によれば、
中国共産党は、1950年の建国時に、70万人もの人を公開で処刑。

*(明治以降の日本では、権力者が、非武装の同国人を、
人前で処刑したりしたことはない。)

毛沢東の大躍進政策の時には、4千万人という膨大な餓死者を出した。
これは、上層部のデタラメ政策に皆が追従したため、
辛うじて生きていた人々が、大量に餓死したもの。

1966年から1976年までの文化大革命の時には、大混乱の中で、
50万人が犠牲になった。

1989年の天安門事件では、人民解放軍が、
一般市民を1000人以上殺害した。

*(日本は戦中戦後の飢餓を克服し、安定した平和な国を作った)

中国には思想犯・政治犯に対する強制収容所・強制労働がある。(Wiki)
情報統制・言論弾圧の国である。

*(誰が本当のことを言うでしょうか。)

急速に軍備を拡大させ、南シナ海など、他国の領土を脅かす。
他国に工作員を大量に送り込む。あらゆる種類のニセモノをたくさん作る。

こういう政治・社会の環境は、人は正直に話をすることが出来ない、
ということを証明するだけです。

歴史の修正が起きやすい政治環境というのは、中国の方です。

その他(5件のニセ情報工作例、5人の工作員実名)
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/180501yasukunisuukeihousann.html

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