倉山満先生、潮匡人先生 (20180628)
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突然ですが、今年5月13日夜中に放送された
NNNドキュメント『南京事件2』の、「最初の5分」を見て頂きたいのです。
この番組は、南京大虐殺があったことを証明しよう、
という意図で作られたものですが、
「最初の5分」で、致命的な失敗を映し出しています。
これは、終戦直後に焼かれた軍資料が発掘された、とするものです。
50年前の燃え残りが発掘されたにしては、余りにも生々しく、
映像説明の真偽を確かめようと、都庁教育庁に問い合わせました。
すると、以下のような返信メールを頂きました。
サイトUPは担当者に確認済みです。
「東京都教育庁からの返信」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/180521toukyoutokyouikuiinnkai.html
これと、「市ヶ谷台資料」で検索できる防衛省戦史資料室センターのPDF、
を照合すると、「最初の5分」の映像は、
以下のように疑問だらけになってしまいます。
1、「防空壕跡らしき所から発掘された」という説明
周囲が土なら、防空壕はコンクリートで固めてありそうなものですが、
それらしき天井も側壁も見えない。
防空壕の中にあったものなら、防空壕を壊す前に、
壕の中で映しそうなものですが、壕がないのはおかしい。
2、「地表面を徐々に掘削している途中で撮影された」という説明
ネット検索できる発掘現場の画像がたくさんあります。
それらや、自分の経験を集めた想像力で考えても、
土を取り除きながら埋まっていたものを掘り出したら、
映像のような状態になるとは思えません。
炭化物には土ぼこりも付いていないし、燃え殻が盛り上がっている、
なんてことはあり得ません。
3、「市ヶ谷駐屯地内(尾張藩上屋敷跡)」という説明
写真そのものに、市ヶ谷であるとわかる部分がないようです。
そして、2メートルほど低い場所から、映像のような建物と空
が見える場所が、市ヶ谷駐屯地内にあるかどうか、も疑問です。
つまり私は、「最初の5分」に出てくる発掘現場の写真というのは、
実は、別の場所で、1996年に燃やされたものではないか、と思うのです。
これは、結局のところ、東京都埋蔵文化財センターと防衛省戦史資料室
の両方に、スパイがいる、ということになるのではないかと思うのですが、
いかがでしょう。
ご意見を頂けると有難いです。