半田 滋 先生                   (20181214送信)

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   歴史認識問題における日本と国際関係の現状について


シンポジウム「自衛隊の現状と9条改正」(12/22)の案内を見て、
先生のお名前を知りました。検索すると独協大の先生のページが出てきたので、
このメールを差し上げている次第です。

自衛隊の現状の前に、日本と国際関係の現状について、
ご承知置き頂きたいことがあります。

少し前まで激しい連鎖反応が起きていた「南京事件」について。

2018年5月13日に、「南京事件を証明するつもり」のテレビ番組が放映されました。
しかし、最初の5分で失敗しました。

「南京事件Ⅱ~歴史修正主義を検証せよ~」
NNNドキュメント 2018.5.13
https://www.youtube.com/watch?v=S9LUdL4ud6M

説明は言います。「1945年に燃やされた日本軍の資料の発掘だ。
「土を取り除きながら、埋められたものを取り出した。」

東京都がそう証言し、写真も所蔵している。
防衛省が資料を所蔵している。

*東京都教育委員会返信メール(私の問い合わせに)
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/180521toukyoutokyouikuiinnkai.html

しかし、このような状態になるはずがありません。燃え殻が盛り上がっています。

これは、発見された1996年に、燃やされたものでしょう。
東京都と防衛省が、嘘を言っているのです。
東京都と防衛省に、中国のために働く、スパイがいるのです。


さらに慰安婦問題でも、国際的に重大な疑問が出ています。

それは、「日本人」慰安婦問題専門家たちの、「ニセ情報工作」の疑惑であり、
それに「中国が関与している」という疑惑です。

吉見義明氏・渡辺春己氏は、慰安婦問題の日本人専門家たちです。
しかし彼らは「証拠が本物かどうかを調べる方法」を隠しました。(1997年)

私のサイト「従軍慰安婦問題」(右枠)
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.sennkasyo.html

また『現代歴史学と南京事件』柏書房2006p194に、
吉見義明氏の「南京事件前後における軍慰安所の設置と運営」
という論文があります。

ここに、吉見先生が古書店で購入した「渡辺進軍医大尉日記」
というものが引用されています。

南京事件では、それまでに、すでに贋作が見つかっていました。
(上ページ左枠、秦郁彦氏・藤原彰氏関与)
しかし吉見氏は、その日記が本物かどうかを、検討しないままでした。

そのために、彼は中国と関係があると思われています。
http://hiyori.yamanoha.com/kennkyuusyatatigasupaideha.html

 彼らは、贋作の見分け方、を隠しました。
 そして、どんな時に虚偽が発生するか、という説明を隠しました。

 彼らが隠したことを知ることは、より適正な議論を導いてくれるでしょう。

「歴史と証明」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tokyuu.rekisitosyoumei.html
「史料批判」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.siryouhihann.html

これらの考え方が、慰安婦問題専門家たちによって、歴史学から消されています。

専門家たちの裏切りは確実です。


***
私は、南京事件・従軍慰安婦問題について、
「中国のニセ情報工作」の痕跡を指摘して8年になります。

それに関する、「日本人トップ研究者たち」の関与について、
海外を含む各界への指摘メールは、2016年からでも6千通を数えます。

「送信済みリスト」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/180101sousinnzumirisuto.html
しかし、全く反論はありません。

疑惑の関係者は、
 藤原彰(元陸軍将校・偕行社メンバー・
  元一橋大社会学部長・南京事件研究会メンバー・元歴史学研究会委員長)、
 秦郁彦(近現代史家)・
 渡辺春己(慰安婦問題勝訴弁護士)・
 吉見義明(慰安婦問題専門家)・
 伊藤隆(東大・近現代史元教授、膨大な資料集作成者、有名な「右派」、
  『昭和天皇独白録』鑑定者、
  東大系近現代史研究者に息のかかっていない人はいないと思われるほどの大物)、

そして 東京都埋蔵文化センター、防衛省戦史研究室、です。

(疑惑の発見と指摘の経過は、以下のページ記載時期の、送信済みリスト内容に有)
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/181002nisehakken.jikeiretu.html

***
現在、伊藤氏は、櫻井よしこ氏設立の国家基本問題研究所研究顧問です。
しかし重大な疑問が出ています。
それは、氏が鑑定された『昭和天皇独白録』に関するものです。

書籍『昭和天皇独白録・寺崎英成御用掛日記』文春1991年所収
の寺崎氏の写真版手書き日記と、

昭和天皇独白録の手書き写真版
(昨年末高須クリニック院長がオークションでセリ落とした現物画像)
https://www.sankei.com/life/photos/171207/lif1712070010-p2.html
この二つは、全くの別人のものです。

寺崎氏が『昭和天皇独白録』を書いたはず、なのにです。

つまり、伊藤氏とその周辺人物は、ニセ鑑定関与者である、という疑惑です。
専門家たちの裏切りは確実です。

疑惑の人物達を含め、
 「非人権国家・中国を中心とした、極めて強力な民主社会攻撃パワー」
 が働き続けている、ことは明らかです。


私はホームページにUPしています。「証拠が本物かどうかを検討する方法」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.siryouhihann.html

「明治維新から昭和10年までの、170人以上の有名な日本人の手書きの手紙画像」
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/1894nennikouniumaretahitonomoji.html

江戸時代から現代まで、日本人が書く文字や文章は、急激に変化しました。
その変化には特徴があります。それで「日本人が書いたかどうか」が、わかるのです。

中国との関係は複雑です。アメリカともです。
ニセモノを本物だと言った専門家の立場も厳しい。


中国は簡単に人を殺し、罪をねつ造する。人権無視の国です。

(池上彰『そうだったのか!中国』によれば)

 中華人民共和国は、1950年の建国の際に、70万人もの人を公開で処刑した。   

 (明治以降の日本では、権力者が、非武装の同国人を、
 人前で処刑したりしたことはない。
  日本人は、人が目の前で殺されるのを、見たことがない。)

 毛沢東の大躍進政策の時には、4千万人という膨大な餓死者を出した。
 上層部のデタラメ政策に皆が追従したため、辛うじて生きていた人々が、
大量に餓死した。

 1966年から1976年までの文化大革命の時には、
大混乱の中で、50万人が犠牲になった。

1989年の天安門事件では、人民解放軍が、一般市民を1000人以上殺害した。

(日本は戦時中の飢餓を克服し、安定した平和な国を作った)
  
中国には思想犯に対する強制収容所・強制労働がある。
中国は情報統制・言論弾圧の国である。

中国では、嘘をつけ、と言われたら、人はそうするしかない。
だから中国に関係する情報は、信用できない。

日本は自由な国である。
日本は強制されない国である。


私は中国事情には詳しくありません。しかし中国問題専門家の目に触れる
可能性があるにも関わらず、この酷い状況説明について、誰も反論しません。

疑惑の人物達を含め、
 「非人権国家・中国を中心とした、極めて強力な民主社会攻撃パワー」
 が働き続けている、ことは明らかです。

私は、自由と民主主義は、守る必要がある、と思います。

私の上記の指摘を受けて、
「騙された、そんなはずではなかった。我々は人権擁護のつもりだったのに」
と思う中国の人たちは、私たちの味方だと思います。

藤原彰氏が東大国史に入ったのは戦後すぐの事ですから、
日本国内での工作は、70年以上前の敗戦からかもしれません。
その時代に、中国の現政権があったはずはありません。

問題は「非人権国家・中国を中心とした、極めて強力な民主社会攻撃パワー」
の、源泉はどこか、ということだと思います。

その源泉が確実に強力な力を発揮している以上、
武力攻撃の可能性も、否定することはできないと、私は思います。
だから自衛隊には頑張ってもらいたい、と、私は思っています。


久武喜久代 Kikuyo Hisatake kanagawa in Japan suisyou2006@nifty.com


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