(20190217送信)


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  短文:「歴史認識の基本」(22枚)について

歴史認識問題は、「確かな事実」という概念を巡る問題でもあります。

歴史は物語である、という論者は、
世界が、人間の認識に関わりなく、「ものの存在の仕方それ自体」で存在する、
ということを、考えていません。

しかし歴史は人の活動であり、それは「物質世界」で発生したことです。
「物質世界」とは・・・。

 わたしたちは、フィルムの早送りや逆回転で、
 時間短縮や、時間の逆行という想念を知るようになった。

 これを地球社会に当てはめるなら、
 「3次元の立体の」地球社会を、
 古代から現代へと、フィルムを早送りするように、
 時間短縮で観察することを、想像することもできるだろう。

 あるいは、「3次元の立体の」地球社会を、
 現代から古代へと、フィルムを逆回転するように、
 時間を逆行させて観察することを、想像することもできるだろう。

 これらは、映像技術から来る「物質世界の時間と空間の連続イメージ」である。

 そしてそれは、物質世界が「個々の人間の認知を超えて存在する」
ことを想起させる。

 世界は、人間の認識に関わりなく、「ものの存在の仕方それ自体」
で存在するのである。


このことを基本に据え、「史料批判」の手続きを加えると、
「確かな事実」という考え方の内容を、豊かにすることができます。

それはまた、歴史認識問題について、
新しい共通認識を提供することができるでしょう。

私は自分のホームページに、「歴史認識の基本」という、
原稿用紙換算で22枚程度の短文を載せています。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190202maimemo.kannryaku.html

御社で雑誌に掲載していただければ、多くの人の目に触れることができ、
歴史認識問題に一石を投じることができると思います。

是非、目を通して頂きたいのです。よろしくお願い申し上げます。


久武喜久代  63歳  神奈川在  suisyou2006@nifty.com



岩波書店     御中

  短文:「歴史認識の基本」(22枚)について

歴史認識問題は、「確かな事実」という概念を巡る問題でもあります。

多くの読者を獲得してきた、御社刊『歴史とは何か』の著者E・H・カーは、
世界が、人間の認識に関わりなく、「ものの存在の仕方それ自体」で存在する、
ということを、考えていません。

しかし歴史は人の活動であり、それは「物質世界」で発生したことです。
「物質世界」とは・・・。

 わたしたちは、フィルムの早送りや逆回転で、
 時間短縮や、時間の逆行という想念を知るようになった。

 これを「3次元の立体の地球社会」に当てはめるなら、
 
 古代から現代へと、フィルムを早送りするように、
 時間短縮で観察したり、

 あるいは、時間を逆行させて観察したり、
 することを、想像することもできるだろう。

 これらは、映像技術から来る「物質世界の時間と空間の連続イメージ」である。

 そしてそれは、物質世界が「個々の人間の認知を超えて存在する」
ことを想起させる。

 世界は、人間の認識に関わりなく、「ものの存在の仕方それ自体」
で存在するのである。

このことを基本に据え、「史料批判」の手続きを加えると、
「確かな事実」という考え方の内容を、豊かにすることができます。

それはまた、歴史認識問題について、
新しい共通認識を提供することができるでしょう。

私は自分のホームページに、「歴史認識の基本」という、
原稿用紙換算で22枚程度の短文を載せています。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190202maimemo.kannryaku.html

これは、歴史認識問題に一石を投じることができる文だと思います。

是非、目を通して頂きたいのです。よろしくお願い申し上げます。


久武喜久代  63歳  神奈川在  suisyou2006@nifty.com



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