伊勢田哲治 先生 (20190314送信)
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突然失礼いたします。
「歴史と科学」は哲学上の問題です。
そして長らく論争してきた歴史認識問題は、
「確かな事実」という概念を巡る問題でもあります。
私はここ8年ほど、南京事件や従軍慰安婦問題などの、
歴史認識問題に関して、
「海外を含む7千か所以上」 にメールを送信してきました。
送信済みリスト
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190104sousinzumirisuto.html
内容は「日本人トップ研究者たちの関与」による、
「大量のニセ情報」について、です。
そのメールでは、「トップ研究者たちの実名」と、
「ニセ文書の具体例」を指摘してきました。
しかし、反論は全くありません。
そして2018年5月放送の「NNNドキュメント『南京事件2』」では、
冒頭5分で「ねつ造場面」が映し出されました。
しかし福田元首相は、その2か月後、
南京大虐殺記念館訪問に当たって、
上記番組で「事実」と認識した、と言っておられます。
以下はそのことで、今年2月11日に、元首相地元、
群馬県の自民党県連に出したメールです。反論はありません。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190211jimintou.gunma.html
歴史の理論・方法論・概論に言及する論者は、
世界が、人間の認識に関わりなく、「ものの存在の仕方それ自体」で存在する、
ということを、考えていません。
しかし歴史は人の活動であり、それは「物質世界」で発生したことです。
「物質世界」とは・・・。
わたしたちは、フィルムの早送りや逆回転で、
時間短縮や、時間の逆行という想念を知るようになった。
これを地球社会に当てはめるなら、
「3次元の立体の」地球社会を、
古代から現代へと、フィルムを早送りするように、
時間短縮で観察することを、想像することもできるだろう。
あるいは、「3次元の立体の」地球社会を、
現代から古代へと、フィルムを逆回転するように、
時間を逆行させて観察することを、想像することもできるだろう。
これらは、映像技術から来る「物質世界の時間と空間の連続イメージ」である。
そしてそれは、物質世界が「個々の人間の認知を超えて存在する」
ことを想起させる。
世界は、人間の認識に関わりなく、「ものの存在の仕方それ自体」
で存在するのである。
このことを基本に据え、「史料批判」の手続きを加えると、
「確かな事実」という考え方の内容を、豊かにすることができます。
それはまた、歴史認識問題について、
新しい共通認識を提供することができるでしょう。
私は自分のホームページに、「歴史認識の基本」という、
原稿用紙換算で22枚程度の短文を載せています。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190202maimemo.kannryaku.html
皆様の哲学的論考にも、何らかの形で寄与できると、私は思います。
是非、皆さまにも目を通して頂きたい、と思います。
よろしくお願い申し上げます。
参考:私が戦ってきたもの
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190207watasinotatakai.html
久武喜久代 63歳 神奈川在 suisyou2006@nifty.com