八王子青年会議所MF    (20190520送信)

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 慰安婦問題の「八王子の地下倉庫」


2018年理事長所信に、韓国・西釜山青年会議所との友好関係と、
慰安婦像問題についての民間での対話の話が出てきます。

吉見義明『従軍慰安婦』岩波新書1995、p5に、

 敗戦直前、空襲を避けるために

  「八王子の地下倉庫」に避難させておいたため、
 連合軍到着までに焼却が間に合わなかった、

 1942(昭和17)年までの資料群があった。

  連合国軍に接収されて、アメリカに渡り、のちに返還されて
    防衛庁防衛研究所図書館
  に保存されていた。

その中に慰安婦問題関連資料があったのを、
吉見義明編『従軍慰安婦資料集』1992年刊としてまとめた。

という話があります。

「八王子の地下倉庫」というのは、浅川地下壕のことかしら、
と思って、「保存をすすめる会」に、問い合わせメールを出しました。

まだ返事は頂いておりませんが、吉見義明『従軍慰安婦』冒頭に、
「八王子の地下倉庫」という話が出てくるのを、みなさん、
ご存知でしたか?

私はこの資料群の来歴を、とても気にしています。贋作ではないかと。

米軍の、日本全土への大空襲と原爆投下は、日本に対し、
世界に例のない、言語に絶する甚大な苦痛と被害を与えました。

その恐ろしい暴力集団が、
   日本から巻き上げた資料だから、返してやるよ、
と言って返してきた。

普通、それは確かに日本から出て行ったものか?、と、
少しは疑問に思うでしょう。

それなのに吉見氏は、日本がこんなに悪いことをしていた、
その証拠が出た、と、世の中に出してきました。

では、確かに、日本から出て行ったものか、
それを確認しましたか?となると、確認した形跡はないようです。

吉見義明『従軍慰安婦』岩波新書には、100余りの慰安婦資料
が出てきます。

しかし、米軍が返してきたものについて、鵜呑みにする姿勢は、
とても不思議ではないでしょうか?

実は吉見義明氏は、ある本の鼎談で、
既に1935年からあった「史料の真贋検討法」等を書いた本
を話題にしていました。

   参考『歴史の事実をどう認定しどう教えるか』
   教育資料出版社1997・p190

「真贋検討法」が本になっているのですから、
彼もその古い本、今井登志喜『歴史学研究法』1935年
を検討はした、であろうと思います。      

しかしながら彼は、その本の内容(真贋の検討法、虚偽の例)を、
仲間の左派研究者には、教えませんでした。

そして彼は、自分が提出する資料の真贋について、
全く検討してきませんでした。

しかし、歴史認識問題で出てきている資料には、多くの贋作があります。

2018年5月、「NNNドキュメント『南京事件 2 』」が放送されました。
しかし冒頭5分でねつ造現場が映し出されました。
番組はユーチュブで確認できます。

発掘で燃え殻が盛り上がっていたりするようなことは、あり得ません。
これは、発見発表当時に燃やされた写真です。

そしてそれは、東京都埋蔵文化センターと防衛省戦史研究室に、
ねつ造文書の関係者がいる、という証拠です。

つまり、吉見義明氏が戦史研究室経由で出してきた資料には、疑惑がある、
ということでもあります。

現在、日本には、たくさんの贋作文書が流入しています。

例えば、『昭和天皇独白録』手書き原本です。

2017年末、高須クリニック院長が、
オークションで3000万で競り落とした、と話題になりました。

 しかしこれは贋作です。

『昭和天皇独白録』は側近の寺崎英成氏が書いた、
とされています。

私は自分のホームページで、寺崎英成氏が手書きした「日記」画像と、
手書き『昭和天皇独白録』画像を並べました。

この二つは、全くの別人によって書かれたものであることが、
一目でわかると思います。

「比較:昭和天皇独白録と寺崎日記」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190509kanteidokuhakuroku.html

詳細は、東大教授・加藤陽子先生あて(5/14)の、
以下のメールに書いてあります。
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190514katou.html

(加藤陽子先生は、『昭和天皇独白録』鑑定者・伊藤隆氏の直弟子です。
 吉見義明氏も、伊藤隆氏と一緒に仕事をしていた関係者です)


「歴史認識の基本」(中段より今井登志喜の贋作検討法あり)
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190202maimemo.kannryaku.html
(私が右派でもないことは、ご理解頂きたいと思います)










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