なでしこアクション MF  (20190522送信)

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日本に流入している、贋作文書関連の自己研究の、追加報告です。
(2)が吉見義明『従軍慰安婦』です。


(1)「比較:手書き・昭和天皇独白録と寺崎日記」

自分のホームページで、寺崎英成氏が手書きした「日記」画像と、
手書き『昭和天皇独白録』画像を並べました。

『昭和天皇独白録』は側近の寺崎英成氏が書いた、とされています。

この二つは、全くの別人によって書かれたものであることが、
一目でわかると思います。

「比較:昭和天皇独白録と寺崎日記」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190509kanteidokuhakuroku.html

伊藤隆先生の鑑定によるものです。
伊藤先生の直弟子である、東大・加藤陽子先生に、
反論があれば頂きたい、と、問い合わせましたが、反応なしです。

参:伊藤隆『歴史と私』中公新書2015、
   『昭和天皇独白録』文春文庫、他


(2)今回、やっと、
吉見義明『従軍慰安婦』岩波新書1995の検討を始めてみました。

慰安婦資料は、吉見義明氏が発見したことになっています。

吉見義明『従軍慰安婦』岩波新書1995、p5に、

  慰安婦関連文書は、
「八王子の地下倉庫」にあって焼却を免れ、アメリカに接収され、
 日本に返還されて、防衛庁防衛研究所で保存されていた。

という話が出てきます。

私はこの資料群の来歴を、とても気にしています。贋作ではないかと。

そして岩波新書『従軍慰安婦』 1章より、出てくる資料を、
順番に並べて見ました。そして考えました。

吉見義明『従軍慰安婦』岩波新書その2
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190520mymemo.yosimisiryou.html

資料No.28は笑うしかありません。これは、誰が考えても笑うでしょう。

それに、もし疎開させた文書なら、何かひとまとめにする基準が
ありそうなものですが、それがわかりません。

外務省・内務省・陸軍省と広がる部署の、
慰安婦関連だけがあるのですが、他にあったはずの文書は、
疎開させるほどだったはずなのに、
重要なものはなかった、ということでしょうか?

とても不思議な残存状況です。

この資料の残存状況は「贋作の動機から来たと見られる傾向」
ではないでしょうか。疑っています。

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