慶應義塾有志の会メール担当教授から返信をいただきました。
それに対する   < 私からの返信メール > をサイトUP

古くからある南京事件サイト『小さな資料集』について、
「私の意見」を書いたので、自分の意見として、サイトUPします。(20160930 UP)


                               紹介メール送信先へ戻る


お返事ありがとうございます。

中国や北朝鮮についての不安、にも対応する安保反対論であれば、
私にも、建設的と感じられるのではないか、

と、期待が生まれました。よろしくお願いいたします。
              (北朝鮮については、私が「ここで」追加しました)


ところで、ゆうさんの『小さな資料集』について言及がありました。
それで、私の、このサイトに対する感想を書いておきたいと思います。

史実を証明するものには、物証と証言の2種類あるわけです。

参:私サイト「歴史と証明」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tokyuu.rekisitosyoumei.html

ゆうさんサイトでも、南京事件に関して、物証の話はない、のではないかと思います。
さらには、その物証の「真贋」について、「検討がなされた話」は、もちろんないと思います。

次は証言について。

ゆうさんサイトでも、証拠物件として示された資料が、本物かどうかを検討した話、
というのは、ないのではないかと思います。

「当時の資料の現物」とされた物(例えば新聞や記録、日記類)は本物かどうか、
検討した話はないでしょう。

「現物とされた資料」が本物かどうか、それをどうやって検討するかと言いますと、
以下の私サイト「史料批判」が参考になると思います。

「史料批判」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.siryouhihann.html

ゆうさんは非常にたくさんの参考文献を挙げておられますが、

1970年代以降に書かれた南京事件に関する本で、「資料の真贋」の検討過程を、
きちんと説明した本は、存在しないと思います。

さらには、証言者は、
  論理的な意味で事実を述べることができたのか(認識の錯誤)、
   倫理的な意味で事実を述べる意志があったのか(虚偽)
        <史料批判Ⅱ(内的批判・内容の信頼性)

となると、証言者(この場合は現代史研究者)のトップである、
元・一橋大学・社会学部長・藤原彰氏に対する重大な疑問に、誰一人反論する人がいない、

「ホームページ紹介メール送信先」(一橋大学・社会学部・教授達からも、反論なし)
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/tikyuu.syoukaisousinn.html

という状況になっています。

藤原彰氏が、ニセモノ日記を本物とする虚偽証言を行った、という疑惑について、
私が活動し始めた2010年以降、現状では誰一人反論していません。

秦郁彦氏も、これがニセモノだということは、わかると思うのです。

わかっていて新書に載せて、現代史研究者の目に止まるか、解読技能者が見るか、
わかる人間がいるか、と、日本人を試みていたわけです。

ゆうさんは、秦郁彦氏の著作を重視しておられます。
ゆうさんサイトの信頼性は、今の所、大したことはない、と思います。

たくさんの参考文献を渉猟しておられますから、
その点では参考になる、とは思いますが。

しかし、「親近関係にある史料の中で、証拠価値があるのは、
     ただオリジナルな史料だけ、である。

     その他は、原典の借用であるために、
     いかに多数であっても、決して証拠力を持たない。」

これが真実でしょう。


久武喜久代

(「お返事がありました。私の返信をサイトUPします」という文を付けて、
 私のメールだけをサイトUPします。何か不都合がありましたら、連絡をお願いいたします)

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