永井和 先生(2015年7月4日送信) (20160928UP)
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<朝日新聞「慰安婦問題を考える」の記事について>
7月2日朝日新聞「慰安婦問題を考える」の先生のご意見ですが、
根本的な疑惑を、払拭できていないと思います。
それは「中国関係者による偽作史料が、
この日本に大量に流入しているのではないか」という疑惑に、
全く対応していない、ということです。
資料がニセモノなら、証明されたことにはなりません。
先生が挙げておられる根本史料に、『南京戦史資料集』があります。
しかし、その中の1点は、私の見たところ、明らかなニセモノです。
1点とは言え、その疑問点は多すぎます。
これ程のニセモノを本物だと言い切った人物が、
その他の文献の疑問点を、指摘するはずはない。
この人物の関係者がからんだ資料のすべての「真贋」を、疑ってかかるべきです。
「慰安婦問題専門家・吉見義明先生の研究姿勢に対する疑問」
今井登志喜『歴史学研究法』東大出版(原文1935年)
を全文サイトUPしている者です。
この本には、「史料批判」の作業が、簡潔に述べられています。
「吉見義明」先生は、この本を話題にしているにも関わらず、
ご自分が発見された現物文書について、
「史料批判」の第一項目である「資料の真贋」について、
その吟味の過程を、全く説明しません。
また、「史料批判」の作業に含まれる「虚偽」の可能性
の吟味についても、全く話題にされません。
「吉見義明」先生が今井「史料批判」を知っているならば、
これほど方法的な裏切りはないでしょう。
「吉見義明」先生の研究姿勢について、
その疑問をサイトUPして、大量に紹介してきました。
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/kennkyuusyatatigasupaideha.html
これに「古墳時代と天皇家」という一文を追加した今年に入ってからでも、
既に300ヶ所以上に送信してきました。(添付ファイル「送信済みリスト」)
全く反論がありません。
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/higasiajiajouseiryuudoukarisuku.html
これまでの送信が、読まれていない可能性はあるにせよ、
私の大量送付での、このような「反論なし」の状態は、
あたかも、私の意見は「全くその通り」と、言わんばかりです。
先生は草書変体仮名の読み手であられる。
きっと、より確かなご判断を頂けると思います。
ご意見を頂ければ、大変ありがたいです。
久武喜久代 59歳 神奈川在 suisyou2006@nifty.com