2015年1月25日に、産経新聞に投書したメール(20160926UP)
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メールに書いてあるように、南京事件・慰安婦問題のメールに、「古墳時代と天皇家」を追加したのは、
日本会議に出したものが最初です。
(日本会議からは、わかったようなわからないような内容ながら、とにかく返信が来ていたのですが、
どうしたのか、私は削除してしまったのでしょうか、残っていません。)
この時期、各新聞社にも出していますが、全く反応なし。
メールをチェックする担当者の目には、どのように見えるのでしょうか?
2016年になっても、この時期、似たような論が掲載され始めたので、再度出しました。
そうしたら、事実であろうとなかろうと、天皇神話は日本にとって重大だ、という形に変わったように見えました。
(ただし記憶です)
日本会議の2月11日建国記念行事予定を見ていて、神話を事実視する考え方の、
時間の感覚がおかしいのに我慢がならなくなりました。
そこで日本会議に以下のメールを送信しました。
産経新聞の傾向も存じ上げておりますが、建国記念日の社説を書く前に、
一度、目を通していただきたいと思っております。
「歴史の始めから天皇家」というのは本当でしょうか。
「古墳時代と天皇家」の関係は、非常に疑問です。
誰でも知っていますが、古事記・日本書紀は、古墳時代には全く触れません。
350年間ほどの古墳時代。全国に築かれた前方後円墳は、少数の前方後方墳を含めれ
ば、
総数約5200基にもなります。(近藤義郎編『前方後円墳集成・全6巻』山川出版
社)
しかし教育では、この「総数」という観念すら出てきません。
海外にも出したがらない様子。おかしいのではないでしょうか。
前方後円墳5200基という、この世界史的にも珍しい事実を、
「不都合だと認識している人々」がいるような気がします。
記紀が成立した時代には、まだ、全国の交通の要所要所に、
前方後円墳が、巨大な人工構造物として見えていたはずです。
もしそれが緑の小山に変化していたとしても、人工物であることの記憶までは、
消し去ることはできなかったでしょう。
直接・間接に造営工事に関わった人々は、全国民に及ぶのではないでしょうか。
計画し、手配し、測量し、築造や埋納品製造の技術を伝え、人々を動員し、
鉄や木などの材料を加工し、道具や運搬具などの器具を作り、
運搬や動員のための、陸海の交通路を確保し、
作業者たちの衣食住を準備し・・・
全国に巨大なモニュメントが出来て行くのを、知らない人が、どれくらいいたでしょう
か。
天皇家が古墳時代の運営に関わっていたのなら、この「全国の活動」について、
一言たりとも言及しない、というのは、おかしいのではないでしょうか。
少なくとも、「この時代に天皇家が関わった、という証拠は、今なお提出されていない
」、
ということは、言えるのではないでしょうか。
これは非常に変です。
また私は、南京大虐殺・従軍慰安婦問題では、
日本人研究者たちによる「偽作史料の流布」を指摘しています。
「研究者たちがスパイでは」
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/kennkyuusyatatigasupaideha.html
これに関しては、「国益の毀損」という方向から心配しています。
上記いずれも、「史料批判」という、歴史認識の基礎からの問題提起です。